目次
1,はじめに
昨今の景気回復により、企業はどんどん採用を推し進めております。
結果として直近の求人倍率は上昇傾向にあります。
そのため能力の高い人材獲得・採用は日々日々難しくなっています。
下記の図の左が直近13年の求人倍率推移、右が直近1年の月次での求人倍率推移です。
2018123_リファラル採用スタートアップセミナー (ドラッグされました) 1
求人倍率とは、求職者(仕事を探している人)1人に対して、何件の求人・募集があるかを表現するものです。
昔中学受験や大学受験の際に合格倍率が高い・低い等で難易度を計っていた記憶のある方も多いのではないでしょうか?
あれと雄ねじようなもので、求人倍率が大きければ採用が難しく、求人倍率が小さければ、採用が簡単ということです。
そういった背景の中、EC業界も多分に漏れず採用難に喘いでいます。
2,まずは業務の仕分けを
EC店舗運営にも様々な業務があると思いますが、大きく4つに仕事を分けましょう
・経営
会社の経営に関してです。
売上計画や、そこに向けた販売管理費(広告やクーポン費)、仕入れ予算等お金にまつわることをやる仕事です。
・頭を使う仕事
決められた予算内で最大限パフォーマンスを発揮する仕事です。
店舗企画を考えたり、なんの商品を推すかを考えたりです。
・腕を使う仕事
技術的な仕事です。
デザイナーや、作り込む商品ページ作成など、一定の経験や技術がないとできない仕事です。
・作業
梱包・配送だったり、受注業務や顧客対応など、少し教えるだけで簡単に業務を引き継げる仕事です。
貴社のお仕事を上記に分類してみましょう。
3,効果の高い3つの無料の採用手法
今から紹介する採用手法はすべて無料なので、この職種にはこの採用手法というのはなく、すべてで活用いただけます。
ただ、マッチしやすい、しにくいというのはあるので、下記の表でご確認ください。
リファラル採用 | ハローワーク | 楽天仕事紹介 | |
経営 | ◎ | △ | △ |
頭を使う仕事 | ◎ | △ | ◯ |
腕を使う仕事 | ◎ | ◯ | ◯ |
作業 | ◎ | ◯ | △ |
・リファラル採用(友人紹介)
リファラル採用とは、知人紹介の採用手法です。
アメリカではNO,1の採用手法で、日本でも今年大注目の採用手法になります。
HR NOTEが発表した人事流行語大賞2017では、全体の第5位、採用部門第1位となっています。
貴社の従業員がそのお知り合いを貴社に紹介して採用に繋げます。
コスト面以外のメリットとしては、
優秀な人材が採用できる
離職率が低い(マッチした人材を採用できる)
等があります。
特に規模の小さい企業様でしたら、社長様自ら優秀な人材を見極め、自分の右腕に据えるというのが良いと思います。
楽天のカンファレンスやスーパーSALEの決起会などに参加して人脈構築に励みましょう。
また店長候補人材であれば、従業員の方に以前の同僚で優秀な人を紹介してもらうのもいいでしょうし、
デザイナーやエンジニアでしたら、専門学校時代のお友達、
配送スタッフでしたら、ママ友を
という形で、どんな職種でも人の繋がりで紹介をもらうことが可能です。
また、担当ECC(ECコンサルタント)も巻き込んだ方がよりいいですね。
私も在職中、転職希望の担当者さんを別の担当店舗様に紹介したりしてました。
・ハローワーク
すでに使ってらっしゃる方も多いとは思いますが、ハローワークは実は無料で利用できるのです。
下記URLから登録が可能です。
めんどくさいからやってないという方は是非登録するべきです。
理由としては、もちろん採用するためというのもあるのですが、もう1つあります。
Indeed(インディード)という求人媒体をご存知でしょうか?
最近CMでよくみますよね?
「仕事探しはIndeed(インディード)♪」という耳に残るメロディーが特徴的です。
実はIndeed(インディード)に掲載されている求人は、一部ハローワークから引っ張ってきているのです。
つまり、ハローワークに登録することで、Indeed(インディード)にも掲載ができる可能性があるということなのです。
・楽天仕事紹介
楽天仕事紹介とは、楽天が運営する出店店舗様に特化した求人サイトです。
比較的新しいので、ご存知ない方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
こちらも無料なのです。
楽天で働いていた時の実感値なのですが、結構みている担当者さん多いなという感じです。
ここはマストで掲載しておくべき求人媒体ですね。
4,まとめ
今私はHRTech領域で働いていることもあって、採用活動とは難しいものなのだなとしみじみ感じております。
しかし、採用活動を侮ってしまうと、会社の組織作りの根幹にも関わってきますし、これから会社を大きくしていこうと思っている方々からすると、組織作りで足を躓くなんてことも多いにありえます。
とはいえ、お金を無尽蔵にかけてもいいというわけでもないと思うので、
是非こちらに記載した3つの方法を使って、優秀な人材を無料で採用し、良い組織を作っていきましょう!