楽天には「CPA広告」という完全成果報酬の広告があります。
この記事では掲載条件、掲載方法、掲載場所から効果的な活用までお伝えします。
この記事を読んで、「CPA広告」を使って効率の良い楽天市場広告活用をしてみてくださいね。
目次
楽天CPA広告とは?
まずCPAとは、Cost Per ActionもしくはCost Per Acquisitionの略語で、1注文あたりにかかるコストのことを指します。
CPA広告とは、CPAを保証している広告という意味なので、注文が発生したタイミングで成果報酬としてコスト(広告掲載費)が発生します。
楽天CPA広告では、該当の広告画像をクリックしたユーザーが購入した場合に、購入金額の20%が広告掲載費用としてかかる形になります。
広告経由での売上が発生しない限り、広告が掲載されていたとしても広告料金は発生しませんので、「広告に出稿しても売れるかどうかわからない・・・」といった店舗様でも安心してご利用いただけます。
入稿・原稿編集等は一切不要!
RMSに登録した商品情報に紐づいて、掲載がされるので広告の原稿入稿は必要ありません。
商品の第一画像と商品名と価格が連動して、広告の入稿情報となります。
そのため、商品情報を変更すれば、自動的に広告原稿にも連動して反映されるようになっています。
楽天CPA広告の掲載場所は?
シーズナルの特集企画(クリスマス・バレンタイン特集など)や、大型イベント(お買い物マラソン・楽天スーパーSALE)などの企画ページになどにマッチした商品がセレクトされ、掲載されます。
またジャンルページTOPや、ジャンルの企画ページ等にも掲載されます。
特徴としては、正方形の画像で商品の第1画像になっています。
どんな商品を掲載してもらえる?
基本的には、売れている商品が掲載されることになります。
出店からずっとの売り上げではなく、直近の一定期間を取っているものと思われます。
なので、そのシーズンの柱商品が掲載されます。
とはいえ、他の店舗との兼ね合いで、あまり大きくない店舗だと掲載されないで終わってしまう場合もあります。
設定方法は?
プロモーションメニューへ
RMSの「広告・アフィリエイト・楽天大学」から1,広告(プロモーションメニュー)を選択してください。
次に右の列の上から2番目にある「楽天CPA広告の登録/編集」を押してください。
登録
次に楽天CPA広告のタブが赤くなっていることを確認した上で、「配信ステータスの確認・変更」を押してください。
あとは、「広告ステータス」を有効にし、規約を確認したの左のチェックボックスにチェックを入れ、「設定する」のボタンを押すだけです。
これで登録は完了です。
24時間以内に反映され、掲載できる枠があれば、広告掲載が開始します。
ちなみに、
「除外商品」のタブにいき、最大500商品の楽天CPA広告掲載の除外商品を設定することもできます。
「ファイルフォーマットサンプル」をクリックし、エクセルのCSVファイルをダウンロードしてください。
そこを埋めた上で保存し、ファイル参照から該当のCSVファイルを選択し、下の「アップロード」ボタンを押してください。
これで除外商品の設定も完了です。
極端に利幅の低く利益を損なう恐れのある商品を除外するとより効果的です。
楽天CPA広告の効果は?
あくまで成果報酬型の広告なので、効果としてはかけた広告金額の5倍(ROAS500%)です。
では、どのくらいのインパクトがあるのでしょうか。
スーパーSALEやお買い物マラソンのイベントページに掲載されれば、位置にもよりますが、1日に30万円くらいの売り上げが見込めます。
それ以外の枠では効果は下がりますが、効果保証なので、掲載はしておいたほうが良いでしょう。
楽天CPA広告の効果的な使い方は?
利益幅の大きい商品は全て掲載する
20%以上の利益が出る商品に関しては、掲載しましょう。
たとえその際の利益が削られても、新規顧客の獲得ができたと考えれば効果的です。
大型イベント前に自社企画で売り上げを一気に伸張させ、イベント中に有効にステータスを変える
これは、楽天CPA広告の「直近の売り上げが掲載条件に反映されている」という特徴を生かした施策です。
タイムセール等で利益を削って販売した後、定価で販売している状態でCPA広告に反映されます。
効果のインパクトが大きく出やすいタイミングのみ楽天CPA広告を有効にし、定価販売で利益を最大化させる方法です。
ただ、掲載枠によってどのくらいの期間の売り上げを掲載条件にしているのか違うようなので、注意が必要です。
担当ECC(ECコンサルタント)と相談しながら進めてください。
まとめ
楽天CPA広告は成果報酬型の広告です。
そして、設定も簡単で入稿も必要ないので、どんな店舗様でも簡単に始めることができます。
またROAS500%という普通では考えられないような高い効果を誇る広告なので、ぜひ積極的に活用してみてください。