この記事では、今週(3月10日〜16日)のEC関連注目・最新ニュースを10個だけピックアップし、ランキング形式で要約を掲載しております。
忙しくて、新聞やネットニュースが見れていない、EC業界のあなた!必読です。
目次
- 1 1位楽天株式会社が決算発表
- 2 2位ZOZOTOWNが新規サービス「おまかせ定期便」をスタート
- 3 3位FutureShop2が2017年の成果を発表
- 4 4位Amazon、アメリカにてプライム会員向けにWhole Foods食料品の宅配をスタート
- 5 5位ZOZOTOWNが低コストかつ高精度な体型計測アイデアを3億円で買取
- 6 6位株式会社ストライプインターナショナルが大人のためのECデパートメント「STRIPE DEPARTMENT」を発表
- 7 7位2018年には、デジタル動画閲覧者の約8割がスマホで動画を閲覧するとの予測
- 8 8位牡蠣・魚介類特化の会員制ECプラットフォーム『OWSマーケット』がサービス開始へ
- 9 9位ライザップが「メルカリチャンネル」でライブコマースを開始
- 10 10位株式会社サイバーエージェントが国内インフィード広告の調査結果を公表
- 11 まとめ
1位楽天株式会社が決算発表
2月13日に楽天株式会社は2017年度通期及び第4四半期の決算発表を行いました。
会社全体としては、2017年通期では大幅な増収増益という結果でした。
国内EC流通総額(楽天トラベルやRebates等も含む)も昨年対比+13.6%と好調です。
特にEC関連でピックアップされていたのは、以下の3点です。
CtoCビジネスの強化
スマホフリマアプリ「ラクマ」と「Fril(フリル)」の統合です。
詳しくは下の記事に書いてますが、
楽天がリリースしている「ラクマ」と一昨年買収した「Fril(フリル)」を1つのプラットフォームにまとめ、強化を図っていきます。
大型の業務提携
・walmart(ウォルマート)・SEIYU(西友)×楽天市場
食品スーパーマーケットの強化
・BICCAMERA(ビックカメラ)×楽天市場
ケンコーコム・爽快ドラッグ買収に次ぐ、直販型ECビジネスモデルの強化
出店店舗の決済方法拡充
推進時はまだ楽天でECC(ECコンサルタント)として働いていたので、よく知っていますが、推進の架電は結構大変でしたw
これまで出店店舗ごとにバラバラであった、決済方法を全ての店舗で統一します。
楽天一番がユーザーと店舗の決済の間に入り、決済手数料も均一化を測ることで実現できました。
楽天への出店は下記から!
2位ZOZOTOWNが新規サービス「おまかせ定期便」をスタート
15日ZOZOTOWNを運営する株式会社スタートトゥデイは、ユーザーごとにカスタマイズされたコーディネート提案サービス「おまかせ定期便」のスタートを発表しました。
送料+購入に至った商品の代金のみで、コーディネート料はかかりません。
商品到着頻度は、1〜3ヶ月を選択でき、
一度に5〜10商品が配送されます。
ユーザーは下記の通り、
1,スタイリングの好みをアンケートに記入
2,ZOZOSUITを使った(手入力も可能)サイズ計測
3,商品到着後、気に入った商品はそのままで、それ以外の商品は7日以内に手数料0円で返品が可能です。
また「おまかせ定期便」リリースにあたり、
「ZOZO販売員」の募集も全国で開始しました。
これは、「おまかせ定期便」ユーザーへのコーディネート提案が主な仕事です。
3位FutureShop2が2017年の成果を発表
「17の数字で振り返る2017年自社EC」を株式会社フューチャーショップが発表しました。
これは株式会社フューチャーショップ自社の決算発表とEC自社サイトユーザーのデータを発表してくれています。
自社サイトでもモバイル比率は63.4%と向上しており、モバイル(スマートフォン)購入を前提に考えた、店舗(ネットショップ)作りが必要となっています。
その他FutureShop2を使う自社ECサイトの特徴が以下のように発表されていて、
Amazon Payの導入の増加や、Amazon Payを含め、LINE IDや楽天ペイなどとの外部連携が増えていることが発表されています。
4位Amazon、アメリカにてプライム会員向けにWhole Foods食料品の宅配をスタート
Amazonは、米国4つの州で、プライム会員向けにWhole Foods Market商品の宅配を開始しました。
AmazonがWhole Foodsを昨年買収してから、Whole Foodsとの連携は初の試みです。
Whole Foodsの食料品を、2時間以内の配達は無料で配送します。
年内にもAmazonは、現在の対象エリア数から大きくエリア数をアメリカ内で拡大する見込みです。
5位ZOZOTOWNが低コストかつ高精度な体型計測アイデアを3億円で買取
ZOZOTOWNを運営する株式会社スタートトゥデイは、社内の研究者3名からなるチームによる、簡単に低コストで高精度な体型計測が可能となるアイデアを3億円で買い取りました。
採寸用ボディースーツであるZOZOSUITよりも更に低コストかつ高精度みたいです!
これにより、昨年発売が開始されたZOZOSUITの更なる拡大と、株式会社スタートトゥデイのアパレルEC企業という立ち位置のみならず、アパレルデータ企業としてのポジションを確立していくという強い意気込みが感じられます。
今後も社内外問わず、こういった多額でのアイデア買取を進めていくそうです。
6位株式会社ストライプインターナショナルが大人のためのECデパートメント「STRIPE DEPARTMENT」を発表
株式会社ストライプインターナショナルとソフトバンク株式会社が合弁会社「株式会社ストライプデパートメント」を設立し、大人のためのECデパートメント「STRIPE DEPARTMENT(ストライプデパートメント)」を2018年2月15日からスタートすると発表しました。
株式会社ストライプインターナショナルは、earth music&ecologyをはじめとするアパレルブランドや、
ファッションサブスクリプションアプリの「メチャカリ」を運営しています。
「STRIPE DEPARTMENT(ストライプデパートメント)」は、
・試着サービス
・Personal Styling
・AIチャットボット
を持つ注目のECサイトとなっていきそうです。
7位2018年には、デジタル動画閲覧者の約8割がスマホで動画を閲覧するとの予測
2018年、デジタル動画閲覧者の78.4%がストリーミングコンテンツの視聴の際に携帯電話を利用し、世界人口の4分の1近くが少なくとも1回は携帯電話で動画を視聴するとの予測を米の市場調査会社eMarketerが発表しました。
通信速度が上がることで、
ライブコマース(動画EC)が流行る兆しを見せていますが、
こういった動きは今年大きく加速しそうですね!
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8位牡蠣・魚介類特化の会員制ECプラットフォーム『OWSマーケット』がサービス開始へ
株式会社アイリンクは、牡蠣を中心とした魚介類の会員制ECサイトをオープンしました。
株式会社アイリンクがホームページ作成や、ページ制作の全てを代行します。
初期費用30,000円+月額5,000円+販売手数料20%という料金体系です。
現在「OWSマーケット」では、20社の商品を出品する予定で、
今年中に新規で80社増やし、合計100社の生産者の出店を目指すそうです。
9位ライザップが「メルカリチャンネル」でライブコマースを開始
RIZAP株式会社は、フリマアプリ「メルカリ」のライブ配信機能「メルカリチャンネル」にて、販売を開始すると発表しました。
初回販売では、RIZAP(ライザップ)の新商品であるEMS「3DShaper」を独占先行発売します。
RIZAP株式会社では、昨年よりEC事業に注力していて、
・楽天市場への出店
・グループのアパレルサイト「夢展望」がフリマアプリ「メルカリチャンネル」の法人契約第一号として出店
等の取り組みを昨年より初めていました。
10位株式会社サイバーエージェントが国内インフィード広告の調査結果を公表
インフィード広告とは、facebook やinstagramやtwitterなどのSNS(ソーシャルネットワーク)の記事と記事間に表示させるタイプの広告です。
上記のグラフの通り、昨対比+36%の1,903億円という2017年の結果で、
2023年の市場規模は2017年比+110%の3,921億円と予測されています。
今後も生活スタイルに沿った、様々なSNS(ソーシャルネットワーク)サービスがリリースされていき、
インフィード広告が主流になっていく流れが加速していくでしょう。
まとめ
今週のEC関連注目ニュースランキング10選は以上です。
また来週EC関連注目ニュース10選をランキング形式でまとめて発表いたします!